悪夢『がんばっていきましょい!』

(ADからQが出まして)

また俺の青春時代が奪われたよ…。

高校時代、俺の部活引退後、三年の時期を支えた一人の女がいた。





そう、彼女の名前はナッちゃん、田中麗奈である。





部活引退した俺を毎週彼女の声が俺を奮い立たせてくれた。

毎週、彼女のラジオを録音しては、ウォークマンを首にかけ、

夜の地元の公園をマラソンしていた。

何故か俺は生きてるうちに絶対彼女に会える!って思ってたりしてて

ものすごく筋トレもがんばった。

そして今でも覚えている。





『毎日、朝起きたら必ず朝陽を浴びるんだよ。
 そうするとパワーがもらえるんだ。』




真似をした俺…毎日ベランダに出て、朝日を浴びた。

俺、第二次青春時代の真っ只中…。





『パワーをくれるのは太陽なんかじゃない、あなただ。』






深夜ラジオはじまりました。

悪夢は突然やってきた。

稽古からバイトへの途中。駅の広告。フライデー。

田中麗奈人気ミュージシャンと交際』




ドスン…。



そしてプスン…。



俺の記憶の奥にいた高校3年の俺が一発で病院送り。

病院へ行こう。

俺は本屋に走った!横山にメールを打った!




『過去の俺が悲鳴をあげている…』




相手は誰だ!
俺の中で女優と交際ができる俳優以外の職の男は『金星』という。


『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 走る!

『金星は誰だ!』 フライデーを開く!





ラルク・アン・シエル is Gold star ………BAAAANG!





俺は記事を読めなかった…。

読めど、読めど、『その交際相手はラルク・アン・シエルの…』で
折り返してしまう。







2005年2月11日金曜日、ひとりの青年、思い出迷子になる。








昔、男、毎朝、外ニデテ、太陽アビケリ。

ソノ男、タクマシク育チ、真ノ男ヲメザシ、爆進チュウナリ。

今日、男大泣キテ、枕ヲ濡ラス。

男曰ク、我、未ダ未熟ナリ。我、一層、男道、茨道、精進スル。ト。








広末涼子田中麗奈……ちゃんと昭和55年会には呼ぶからね。