聞き上手

(ADからQが出まして)

『聞き役にまわれる男はモテるぜ。』

俺の友人が言った言葉だ。

深夜ラジオはじまりました。

佐藤可士和さんって知ってる?
俺の好きなアートディレクターなんだけど、
サムライっていう事務所を立ち上げて
スマップの缶ジュースとかをデザインした人なんだ。
他にも、パルコのグランバザールとか本田技研のステップワゴンとか。

結構いいぜ。

10月号の広告批評で特集されてたんだけど、
偶然、友達のchai君が持ってたら思わず借りてしまった。

そこにはいっぱい彼のインタビューが載ってて、
どんなデザインの仕方でとか、どんな生い立ちでとか、考え方でとか。

毎回、こういうインタビュー雑誌で読んでて2つ好きなとこがある。
1つ目は、一種の台本みたいなとこ。

なんていうのかな、インタビューという2人で話していた空間を、
三者である自分のリズムで読めるっていうのかな。

きっとこんな話し方するんだろうな〜とか、こんな話し方しないんだろうなぁ〜とか、自分が好きな人がインタビューされてるときとかなおさら。

楽しくなる。

特に、普段話してるとこを見たことがない人のインタビューって、
完全に口調や声の重低なんかが、完全に自分の想像になるわけじゃない、
だから時々、そんな人がトップランナーに特集されて出演してるとドキドキしちゃう。

前に石田衣良が出てたときも、
この人こんなしゃべり方なのかよ!ってビックリしたのよね。

あとは逆に、自分のリズムで読めるということは、どんな声だろうが、口調だろうが、想像する必要もなく、関係なく読めもするということも挙げられるんだけどね。

どっちも好きなんです。気分次第。自由なのがいい。
三者的に読めれば。

これを練習台本にしてもいいと思うね。
インタビュアは台詞少ないけど。

2つ目は、好きな点かというと?マークだけど、
いい聞き手(インタビュア)だと、すごく面白くなるということ。

ひとつのインタビューの中で、良いインタビュアがいるとそれだけで、
かなり締まる。引き締まる。張りが出るんだよね。

何がいいんだろ?って思って、いろんなインタビューを見てきたけど、
やっぱその人のことを知ってるよね。そして好きだね。

知ってる時の(好きな時の)方が、断然面白い。
好きにも憧れや、すでにその業界として友人で、みたいなとこがある。

緊張があるにせよ、無いにせよ、うまく相手を引き出せてるんだよね。

例を出すと、
メジャーリーガーの松井秀樹によくつく男(名前忘れた!)は
かなりいいとこまで、引き出すもんね。
あれは仲がいいから、ついメシ食ってる時みたくしゃべっちゃうんだろうけど、ああいうパートナーシップを帯びたインタビューは本当に面白い。

うまく引き出してると、聞かれてる本人も、気持ちよくしゃべっちゃう。
そして、なんつうんだろ、話しながら自己確認もできちゃうんだよね。
聞かれ手の頭の中にある話したいとこ話したいとこを突いて、
聞いてくるから、話してて気持ちいいんだわな。
さらに突込みができると、なおさら強い!

うちの盗難アジアのミスター聞き上手といったらこの2人

大嶺と島貫。

こいつらはマジで聞き上手。

日本でもトップランカーだと思う。

大嶺は、聞いて、自分の完全に記憶に残すタイプ。

一方、島貫は、聞くだけ聞いて、
突っ込むだけ突っ込んで、記憶にはないタイプ。

ただコイツらに共通してるのは超幅広い知識と、好奇心だ。

俺、こいつら、マジ、リスペクト。

それでは聴いていただきましょう♪
ドラゴンアッシュ feat ラッパ我リヤで「Deep Inpact」どうぞ♪